2007年04月20日
「春のワルツ」
・・・今日たまたま道で目にしたフリーペーパーに、今月NHK地上波で放送が始まったドラマ「春のワルツ」の監督、ユン・ソクホ監督のインタビュー記事が載っていた・・・。

春のワルツは、ご存知、「冬のソナタ」「秋の童話」「夏の香り」に続く、ユン・ソクホ監督の<四季シリーズ>の集大成だ。

このインタビュー記事を読んで、矢も立てもたまらず、ユン監督に手紙を書きたくなった・・・。

このブログを読んでいる方に真剣なお願いです・・!!!
・・・どなたか、韓国語で私の伝えたい思いを手書きの手紙に通訳して下さる方はいませんか???

お心あたりのある方は、弊社のHPにEメールアドレスが載っています。そちらにご連絡いただけると嬉しいです。

・・・・そのインタビュー記事の何が私を突き動かしたかというと・・・・・。

今回の「春のワルツ」は、韓国では視聴率が低かったそうです。その原因は・・・すべて「キャストはすべて無名の新人」を起用したからだそうですが、いくらでもスター俳優を起用できる立場にいるのに何故??という疑問に、ユン監督はこう答えていた・・。

「ひとつには四季シリーズの最終章にあたって、自分自身に“新鮮なエナジー”が必要だったこと。そして、作ったドラマが高い視聴率や人気を得ることも大事ですが、制作者の立場では“新人を発掘して、育てることも大事!!”」

「すべてのドラマが高視聴率の為に作られたら、全ての映画が高収入の為に作られるようになったら、ドラマや映画はその本来の使命を失い、やがて滅びて行くであろう・・・。
悲しみにくれた人の心に希望や勇気を与え、切なく渇いた人の心にぬくもりや、潤いを与えてくれる、それが映画やドラマの存在意義(アイデンティティ)に他ならない」

「私がドラマに求めている価値とは“純粋”ということです。
スターに依存して作られたトレンディドラマは、そのトレンドとともに飽きられてしまう。
しかし、“純粋”なものは決して飽きられないのです。さらに大きなお金を目指して、ドラマや映画の内容はどんどん刺激的になり、ドラマは視聴率を追いかけ、俳優は各局を駆け回る・・・。そうなると“本当に伝えたいこと”がどんどん見えなくなっていくでしょう。いわば“純粋でなくなっていく”という事です。」(中略・・・)

「・・・だから私は視聴率を数パーセント上げることよりも、新人を発掘することを大事にしたいと思うのです。何かを必死に求め、探し、もがいている“生き生きとした”新人たちに、演技する場を与えてあげることが、制作者として最も“純粋な”使命だと思っています。そして、そんな彼らと一緒に仕事をすることは“純粋”に楽しいのです」・・・・。

私の事務所のような大手ではない、弱小プロダクションにこそ、新人といっても、若い俳優の<新人>も、名前を知られてなく活躍の場が欲しい、「年齢を重ねている<新人>」も、たくさんいる・・・。

ウチの事務所の誰も彼もが(辞めた人は別にして・・・(笑))、本当に芝居が好きで好きで、「純粋に」「表現者として」どんな仕事にも不満をいう事なく、いくつになっても「希望」を食事にしている人たちばかり・・・。

・・・そんな人たちに、わたしは、本当に活躍の場を与えたい!!と思う!!

今日のこのユン監督の言葉を読んで、本当に勇気づけられた!!手紙を書きたい!!会って話がしてみたい!!

きっと、日本の制作者の方々の中にも同じ考えも持つ人は、必ずいるだろう・・。

そして、これから育っていく、制作者希望の方々の中にもきっといるだろう・・。

今の日本の芸能界で、無名プロダクションの、無名の新人が「名のある俳優」になるチャンスは、少ない可能性だけれど、きっとあるだろう!!
(そして、若い人だけが新人じゃないもんね・…笑!!)

新人のころの熱い気持ちと夢を持って、まだ活躍の場が無い人はみんな新人よ!!

・・・・日々、マネージメントする中で、ともすれば、やっぱり大手にはかなわないのか・・・としょげることもあるけれど、私はプロダクション立ち上げの5年前にみんなの前でこう言った!!
「アルファセレクションは、“目指せ!!ホリプロだからね!!いつか映像制作もやる会社にするからね!!”」・・と。

その時期が今年来たことを、確かな予感として感じている・・・!!今、準備を始めてるから、毎日、楽しくて・・・(笑)

・・・私に失敗はない!!・・・なぜならば、“成功するまでやりつづけるからー!!”(笑)

☆★☆☆本日の、ツイてる☆ラッキー!!は・・・☆★☆
「このユン・ソクホ監督の記事を、偶然、読めたこと・・・!!」
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・・・・追伸。NHKの宣伝する訳じゃないけど、この「春のワルツ」は韓国で放送したものの再編集版、いわゆる「ディレクターズ・カット」
・・・韓国の放送では使わなかったシーンが、最終話に追加されているという。。。

ユン監督が何故そのシーンを韓国の放送では使わなかったのか、非常に興味深いねー!!

ホント、ざっくばらんに聞いてみたいわ・・!!!

 
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