・・・・今日は夕方から映画の初号試写会がイマジカであった。
<北辰斜めに射すところ>という映画で、九州の旧制高校(7校とか5校とか)の頃の映画。監督は神山征二郎監督。
・・・感想は??
正直、<私の右脳に響く映画だった>!!
涙がいきなりドバーっと出る映画もあるけれど、この映画は、徐々に徐々に、知らないうちに涙が出て、止めようとしても止まらない・・・。そんな感覚!!
<紙屋悦子の青春>を見た時もそんな感じだった・・。
見終わったら、顔、腫れたわ・・・(笑)
映画って、自分ひとりで楽しんで見る映画と、見終わってから、自分の一番大切な人、・・・・母とか子供とか、友人とかに「この映画いいよー、時間あったら見てみてよ」って教えたい映画があるんだよねー。
この映画は私にとっては後者!!
映画って賛否両論が無いものなんてないじゃない??
・・どんな大作だって、マスコミ試写とかでたたかれたりしてるし、見た人の感想も年齢やその時のその人の精神状態にも左右されるしさー!!
ただ単純に、二通りの流れの<賛>と<否>があり、その中で見た人の感性で細かく枝分かれした意見があるし、<賛>中の<否>、または、「否」の中の「賛」って絶対あるよねー。
今日の映画は、私のとって<賛>だけど、その中に<否>もあるよ・・・。ちょっと、あのシーン、説明的で要らないんじゃないの??とか・・・(笑)。
でも、<生きれることの幸せ>を考えさせられる映画でした・・。
今年の秋頃公開予定だそうだけど、俳優陣のリアリティは、その体験をしてない子供でも感じるものだったと思う。
三国連太郎さんとか、もう、年齢を重ねた俳優さんは、アップの目だけ見ててもこっちの想像力があるから、出てるだけで人生の重みを想像しちゃうし、なんの仕事でもやり続けること、生きることの大事さも感じたなー。
・・・そういえば、昼間、国際放映スタジオでいつも昼ドラのスチールカメラマンやってる星野さんと久しぶりに会って、いい話聞いたわ・・・。
星野さん、ちょっと前に一度、胃潰瘍で上から下から血を吐いて、臨死体験したんだって・・。
医者がよく死ななかった・・・と驚くくらい危なかったらしい・・・。
お花畑見たーっ?て聞いたら、<明るいところに登っていく感じだった>って・・・。ふぃーん、そんな感じなのかー??
今日一番私にヒットした言葉を星野さんから聞いたなー。
・・・曰く「もう、一度死にかかったら、今はおまけの人生。・・・だから、怖いもんなんかないし、何かをコレクションするとか、溜め込むとかっていう欲が無くなったんだよねー。だから、写真もいい写真撮らなきゃって欲じゃなくて、本当に写真を始めたばかりのころの純粋に、撮る事を楽しむって毎日なんだよ。人の評価を気にしなくなったから、返って、自由にのびのびのいい写真だねって言われるんだよ」って・・・。
うーむむむ・・・。含蓄の深い言葉だなー??!!!しかも、胃潰瘍のくせにタバコ吸いながらそんな言葉言ってるし〜。
私はまだまだ欲も見えも外聞もあるからねー!!透明な心でいられないねー!!
<欲>をそぎ落とした人生・・・。どんなんなんだろう??
うちのばーちゃんは、欲をそぎ落として、100歳の大往生かー??
いやー、100までなんていやだい!!
私は人生50年でいいやい!!太く短く??いや、太く長く??うーん、それもいやだなー(笑)
前のめりで倒れるのは坂本竜馬。それもいいねー!!!
オンナなら、桐壺の更衣。生霊になるエネルギーがいいかなー??欲のかたまりじゃん!!
ふふふ、欲をそぎ落とした人生、いつか実感するんですかねー??
TrackBack (0) | by misaizu
TrackBackURL :
ボットからトラックバックURLを保護しています