2007年02月05日
クライマーズハイ
・・・今日はNHKで一昨年の冬に放送されたスペシャルドラマ<クライマーズハイ>の<文化基金賞受賞>祝賀会に行ってきた。
ウチの尾関伸嗣と松原正隆が10日間緑山スタジオで<北関東新聞社>シーンで缶詰になりつつお世話になった作品で、日航機墜落を原作にした骨太のドラマだった。

佐藤浩一さんや、岸辺一徳さんの芝居を真近に見て吸収出来る、俳優にとってはいいチャンスだったので、撮影が連日夜中まででも、ホント、二人とも面白がってやってくれた作品でした。

・・・ホント、今日も100人以上のスタッフ、キャストが集まったけれど、1年以上もたってこんなに人が集まるのもめづらしいと思う・・・。

やはり、いい作品に出演出来るのは<俳優の喜び!!>
いい作品に出演させることが出来るのは、<マネージャーの喜び!!>

(・・・・次は、もっともっといい役で、いい作品に出演させること!!が今の私の目標だねー!!(しみじみ・・・。)

原作者の横山秀夫さんは、ノンフィクション小説をたくさん書かれている作家の方で、私も色々と読んでいるけれど、このクライマーズハイは、中でもとりわけ好きな作品だったし、私が若き日に、いつか絶対この人の作品に出るんだーと誓っていた、向田邦子さんや、坂本九さんも、この日航機墜落で亡くなってしまったから、十何年たっても、この事件は忘れない!!

今日は横山さんも会場にお見えになっていて挨拶されたが、「よく、原作をドラマ化すると、しょうがないのかなー?と不満に思うことが多いけれど、この作品だけは、別!!ヘタすると、原作よりいいんじゃないか、なんて冗談まじりにも言われる」と言っていた(笑)。

・・・そういういい作品に仕上がる時は、役者、演出、スタッフ、すべての参加者が、<現場で手ごたえを感じる>ものなのだろうか??

最近、うちの俳優がある局のドラマの撮影に参加しているが、中休みにこんな怒りのメールを私にしてきた・・。
 
「今までの所、現場は最悪に近いです。
スケジュール押し押しですし、●●劇やった事ないんです感が全開丸出しの段取りのワルさ。
各スタッフの統制とれてないし、それぞれが言ってることバラバラ。
●●役の××さん、うんざりするほど俺俺芝居。ザ・TVショーなアップ多用の説明カットとチープな画。
原作・台本ぶちこわしパターンの王道ですね。
年とってヤキまわってんじゃないっすかね…。  おまけにメシも自腹で食堂です!」

・・・はっははー、そーとー、頭にきてるなー!!これ(笑)!!
めったに、現場のグチをいう俳優じゃないから、そーとー、ひどいんだろうなー???

でも、・・・どんな現場でも、俳優は自分の全てをかけて、回りを信じて演じるだけだからねー!!

どんな作品に仕上げるかは、OA見てみないと分からないから、ま、それを楽しみにしていましょうね、○○さん(笑)!!



 
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