・・・今日はリハーサル同行!!
NHK木曜時代劇<陽炎の辻>にウチの俳優の尾関伸嗣が第1話の山尻頼禎役で出させて頂いていて、もう先週、茨城でのロケシーンは撮影終わり、初めてのスタジオセットのリハーサルでした。
この「陽炎の辻」の原作は佐伯泰英という作家さんで、さすがの私も、こんな風に事務所の俳優に仕事を頂かなければ読まなかった作品だけど、これがまた、ホントに面白いんだわー!!一気に一晩で一冊読んでしまって、次の日、眠くてだるかった覚えがある・・・(笑)。顔合わせの時に演出の西谷真一さんが「登場人物の心のあやを撮りたい・・・」とおっしゃっていたのが心に残っている・・・。
原作の登場人物たちの「心のあや」・・・・人間ドラマの極地がこの原作にあったんだよねー。
出演者の山本耕史さんや塩谷瞬さんや柏原収史さんがどんな風に演じるのか、西谷さんがどんな演出で、どんな出来になるのか楽しみだわー★
・・・そして、三人の友情をぐちゃぐちゃにしてしまう張本人・山尻頼禎役の尾関伸嗣のダメ侍ぶりもねー(笑)
今日は、その尾関の他にも同じ山尻家使用人役で、
枝光利雄・檜尾健太・堂下勝気がキャスティング頂き、同じくリハーサルだったから、半日NHKにいたよな感じ・・・。
この三人は、台本上セリフはないけど、ちゃんと芝居してアドリブでセリフも言わなきゃいけないから、エキストラさんではなく、役者を起用したシーン・・。
いやー、時代劇のアドリブって、どんなセリフ〜???
大丈夫かなー??・・って内心、心配してたけど、ちゃんとやってましたねー★
BUT、終わった後、私なりのダメ出しー!!
「ちゃんとやってるだけじゃ面白くないんだよぉぉぉぉ〜!演出の方は小さい役なんか演出プラン練って来るヒマないんだから、もっと役つくりして、やりすぎたら押さえる・・って方向で自由にのびのび演技して、監督対役者の勝負してねー!!役つくりが面白ければ、それ、いただき!!ってことになるし、役に大小はないからねー!!」・・・なーんて(笑)。
・・・・私も俳優で入る時に経験あるけど、役が小さいと、なんかどこまでやったらいいのか、邪魔にならないか?怒られないか?とか色んなコト考えちゃって、ついつい、小さくまとまりがちになるんだよねー(笑)。勇気を振り絞って「恥じをかく!!」って思っても、なかなか、怖いモンだよー。もし、満座の中で怒られたら・・なんて思うとねー。
でも、その恐怖を克服して「勝負!!」って感じで現場に出ないと、いつまでたっても一言、ワンシーンから脱出出来ないモンねー。もちろん、役者として、自分だけ目立とう!!って役つくりはダメだけど、「シーンを理解し、自分の役を理解し、シーンをメイクする」って姿勢は、どんなに小さい役だろうと、プロである限り、芝居が好きであり、その好きなことを仕事にしている幸運な人種であるかぎり、絶対的に必要なことだろうと思う!!
今日、みんなに「原作読んだ??」って聞いたら・・・、良かったぁぁぁぁ〜!!
みんな、「読んだ!!」って言ってくれた!(笑)
・・・・その真摯な姿勢、何時までも忘れないでねー!!!★☆
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「為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは、人の為さぬなりけり」・・・使い古された格言だけれど、シンプルな、そして忘れてはいけない言葉・・・。特に私たちのような職業の人種たちにはね・・・(笑)
道を見つけたなら、行くしかない!!どこまで行けるか、どこまでやれるか、自分を追いつめて、問い詰めて・・、そして、
「自分の可能性を広げるんだよ」☆
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