2007年05月14日
風の果て
・・・昨日はNHK木曜時代劇「風の果て」(原作・藤沢周平)のリハーサルに同行した。

ウチの俳優“かなやす慶行”が、原作にも出てくる“青木藤蔵”役で出演しているんだけど、5月の頭から舞台をやっていたので顔合わせに出られなかったせいで、昨日が、主演の佐藤浩市さんとも、他のキャストの方々とも初顔合わせ・・・。

・・・なんで、母の日には“船堀健康ランド”に連れてってやる★と約束した母を「ごめん〜!!仕事入っちゃったぁぁぁ〜!」と、夜まで待たせ(笑)、私はNHKへ・・・。

かなやすの役は北辰一刀流の免許皆伝の使い手で、原作だと、最後の最後にいいシーンがあるんだよねー!!
まだ、先の台本を頂いてないので、どんな感じで終わるか分からないけど、原作にあるシーン、台本でも出てくるといいなー!!
photo_3.jpg・・・・私は仕事を頂く前とか、頂いた後も原作のあるものは出来るだけ読むようにしている・・・。これが結構、何でも面白いんだわ〜!!!

元々子供の頃から本やマンガ本や、書籍は何でもスキだったからホント、寝る時間無くなるくらいなんだけど・・・(笑)

この「風の果て」のひとつ前の木曜時代劇「陽炎の辻」も原作読んだけれど、本当に面白かった!!

藤沢周平は「蝉しぐれ」「藤沢周平・海坂藩全集」が面白いし、海坂藩全集の中には、先ごろヒットした映画の“武士の一分”も入ってるしね・・・。この、「風の果て」も面白い!!

もともと時代劇の本でドラマ化になるならない関係なく大好きだったのは「池波正太郎」の全ての作品。

“その男”っていう題名だったかな??・・・赤穂浪士がテーマの本を初めて読んでから、池波正太郎のすべて本の根底に流れる「人は生まれた時から死に向かって歩いてゆく」っていう世界観に非常に共感を得て読み始めて、歴史小説からエッセイまで、ほぼ全てのジャンルの池波小説は読破した・・・。今、覚えているのは、食事シーンの描写がホントに美味しそうで、単なる漬物と味噌汁と白いご飯だけの夕飯が、今すぐ食べたくなるとうな描写だったこと・・・。食い意地はってますぅ〜???(笑)

これは、宮部みゆきの作品にも共通する・・・。この人の作品もスキ★

私は凝り性で、一人の作家の最初に手に取った作品が面白いと、他のものもぜーんぶ読まないと気がすまない・・。

だから、“渡辺淳一”も、ひと昔前に“不倫愛”とか“失楽園”とかブームになる前は、それこそそういうジャンルから、医療ものから、自然物まで、全部読んだけど、あまりに“失楽園”ばかりがブームになって、イヤになった(笑)。

あと、“星 新一”“阿刀田 高”とかのショート・ショート”もほぼ全て読破・・。

森村誠一とか石田衣良とか、連城三紀彦・・・などなど・・。けっこう、偏ってるなー!!

・・・ところが、今だ、司馬遼太郎の“坂の上の雲”は・・・、(四)から読み進まない・・・・。(泣)

もうキャスティング始まるのに・・・。あと4冊もあるんだよぉぉぉぉ・・・・。なんか、壮大で登場人物も多いから、2日くらい間が空くと、もう話分からなくなって、もう一度、少し前のページから読み直す・・、を繰り返している・・・。

どーしよう・・・。間に合わないじゃんー!!

ま、すべてのマネージャーさんたちが原作読んで営業するとは限らないけどさー、私は、読んで、スタッフさんやプロデューサーさんや、監督たちと原作と映像化の違いとか、イメージキャスティングの違いとか、多岐に渡って色んな話が聞きたいんだよねー、ま、これも私の単なる趣味と実益だけどねー★・・・(笑)

 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています